GA4導入・移行サポート
ウェブサイトアクセス解析ツールとして多くの企業で導入されている「Google アナリティクス」ですが、GoogleからGoogleアナリティクス(GA)の計測停止と同時にGoogleアナリティクス4(GA4)への移行の推奨が発表されました。新しいGA4は現行のGAとは全く仕様の異なる「別の解析ツール」であることから多くのご担当者様からお悩みやご相談のお問い合わせが寄せられています。
計測停止とはどういうこと?
GA無償版は7月1日以降、ページビュー数や訪問者数などのデータが更新されなくなります。すでに取れているデータの閲覧は7月1日から約半年間、2024年1月1日までは保証されています。現時点での正確な日程は未定ですが、アカウント自体が閲覧不可になることも発表されています。つまり、サイト上にGAタグが入っていてもGA上で処理されなくなるので、Google広告とGAを連携している場合もデータの取得ができなくなります。
*有償版は2023年10月1日に計測終了を予定しています。
重要点(無償版)
- 2023年7月1日以降、データは更新されないが過去のデータは計測停止日から半年間は閲覧可能
- 2024年1月2日以降に過去のデータも閲覧不可になる
※具体的な日程は別途Googleから発表される予定
サービス内容
アクセス解析ツール Googleアナリティクス4(GA4)の導入/移行を支援いたします。
ステップ1:ヒヤリング
GA4の導入・移行に関するお悩みの質疑応答、どのようなお悩みをお持ちかをまず確認します。以下はお悩みの例になります。
- GA4の正しい導入方法に自信がない
- GA4の管理画面の使い方がわからない
- 今までGAで出来ていなかった計測を新たに計測したい
など
ステップ2:要件定義
2.1 導入対象範囲の決定
Google アナリティクス 4 への移行にあたっては、事前確認・検討・決定する項目が複数存在します。そのため、現在Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)を複数サイトに導入している、または複数のプロパティで計測している場合、すべての導入を同時に進めるのは困難が伴います。すべてを同時に移行するのではなく、優先順位をつけながら少しずつ移行していくことをお勧めします。
<選定基準の例>
- 既存の計測内容が整理・把握されているプロパティ
- タグの導入・設定の自由度が高いサイト/プロパティ
- GA4の新機能を活かせるプロパティ
- 計測サイト数が少ないプロパティ
- 個別計測と横断計測をしている場合は、個別計測から
など
2.2 現状設定の洗い出し
Google アナリティクス 4 への移行にあたって、まず既存のGoogle アナリティクスと Google タグマネージャー(GTM) の設定内容の確認を行います。現状で何を設定しているか把握することで、GA4への移行方針を検討できます。設定内容のドキュメントなどがある場合はその内容が最新の状態になっているかの確認を行います。特に設定内容をまとめたドキュメントなどが存在しない場合は、GA/GTMの管理画面を元に現状の設定内容を洗い出して資料化します。また、GAで分析に使用していたカスタムレポートやデータポータルも計測停止とともに見れなくなるため、レポート移行方針も策定が必要になります。
重要点
GA4には、GAのカスタムレポートを引き継ぐことができません。また、GAのデータを利用して作成しているデータポータルも、新たにGA4をデータソースにして作成しなおす必要があります。そのため、業務で日常的に利用しているレポートについても、内容を洗い出して資料化します。
2.3 GA4移行要件定義
《現状設定の洗い出し》で明らかにしたGAの計測内容を元に、どのようにGA4に移行するかの方針を決定します。
<GA>
GA4でも同等の機能があるか確認し、機能がない場合は代替手段があるかどうか検討します。
<GTM・dataLayer>
GAとGA4共通で使えるもの、不足しているものを確認し、不足しているものについては新たに追加することを検討します。
<レポート>
GAのレポートをそのまま引き継ぐことはできないため、GA4でレポートを作成しなおす必要があるものを選定します
ステップ3:設計
要件定義に基づく各種計測項目のGA4設定内容およびGTMでの取得方法を設計していきます。
ステップ4:設定・実装
設計完了後、設計内容に基づく設定と実装作業をGA4とGTMで行います。
ステップ5:検証
設定が完了したら検証を行います。主な検証観点は以下になります。
- GA4、GTMの各設定項目が、設計書のとおりに設定されているか
- ユーザーがサイトを閲覧、計測対象である特定のアクションを行ったときに、意図したところでGTMタグが発火し、GA4にデータを送信しているか
- GA4のレポート上に、送信されたデータが表示されているか
<デベロッパートラフィックによる検証>
debug_mode または debug_event の値が入力されている場合に、DebugViewにはデータが入るがレポートにはデータが入らないようにするなど。
<検証環境に限定したプロパティを作成>
ここではステップ2「要件定義」にあるレポートの移行方針策定で決定した内容に沿って、必要なレポートを再作成します。GAのデータをデータポータルに連携してレポートを行っていた場合は新たにGA4とデータポータルの連携を行う必要があります。
ステップ6:データ閲覧方法の整理
ここではステップ2「要件定義」にあるレポートの移行方針策定で決定した内容に沿って、必要なレポートを再作成します。GAのデータをデータポータルに連携してレポートを行っていた場合は新たにGA4とデータポータルの連携を行う必要があります。
GA4の本格的な導入・移行に向けて、まずはお気軽にお問い合わせください。お問い合わせをいただいた後、無料ヒアリング・お見積り作成を実施します。
よるある質問(FAQ)
Q1.GA4は過去データを見ることはできますか?
Answer:導入した時点から計測されますので、見られません。2023年7月1日からGAの計測停止になりますので、前年比の比較データが必要であれば2022年6月30日までにGA4の移行をおすすめしています。
Q2.Google広告への影響はありますか?
Answer:現在GAとGoogle広告をリンクしている場合は、計測停止後データが反映されなくなります。そのため、GA4で新たに設定が必要になります。
Q3.GAの過去データは見ることができますか?
Answer:2024年1月1日までは過去のデータを見ることが可能です。サポート終了後も過去データを必要する場合は、GA管理画面からCSVファイル、Excelファイル、Googleスプレッドシートでダウンロードする必要があります。
Q4.アカウントのアクセス権限は付与する必要がありますか?
Answer:はい、今回の移行対象となるアカウント全てのアクセス権限に付与いただきます。
Q5.今のGoogle アナリティクスが使えなくなってから、Google アナリティクス4(GA4)に乗り換えればいいのではないですか?
Answer: 従来のGoogleアナリティクスとGoogleアナリティクス4(GA4)では、データの取得方法が全く違います。それぞれ別のツールになるため、数字の比較などが出来ません。GA4のデータ取得を開始することで過去データとの比較が可能になるため、Google社としても早めの移行を推奨しています。また、移行にかかる期間は1ヵ月~3ヶ月です。長くて半年以上かかるケースもございます。今後GA4を分析をする上で前年同月比など過去データの比較をできるようにするためには、GA4の移行完了を2022年6月30日までに行う必要があります。
Q6.Google アナリティクス(GA4)とGoogleアナリティクス(GA)の並行計測は可能ですか?
Answer: はい、2023年7月1日まで可能です。ただ、GA4は「今までのGoogle アナリティクスとは完全に別物」になりますので今までできていたことができなくなりますし、今までとは数値がずれ、今までの考え方では使えなくなります。計測方法が全く異なる別ツールであることを踏まえ、数字の差異の把握や、GA4のレポートの見方を把握する必要があります。
Q7.小規模サイトなのですが私たちもGA4の移行は必要ですか?
Answer: 以下2パターンあります。
1.サイト規模に関係なく現在アクセス解析を行なっていて、今後も行う予定である場合
⇒タグ設定の見直しを行い、GA4の機能を利用して解析を継続する必要がある
2.アクセス解析を現在全く使っていないし、今後の予定もない場合
⇒とりあえずGA4を導入して初期設定だけはしておく
Q8.無料で利用出来るの?
Answer: はい解析ツール自体は無料で利用できます。有償版のGoogle アナリティクス360でも有償版Google アナリティクス4 が利用出来るようになっています。